ハーフな俺。後編(完結)


屋上を出て、裏庭まで1人で歩いて行きながら、
色々考えていた。

リサがいなくなったって聞いて俺は動揺を隠せなかった。

マリアは、リサが俺のためを思っての事だって言った。

そうだった・・・

あいつは、そういうやつだった。

独り逃げ帰るような弱いやつじゃない。

いつだって、俺のためを思っていてくれてた。

俺はいつだって、俺の過去に呑まれてしまうのを恐れて、

何に対しても臆病になっていたんだ。

俺は実の母親が俺の元を去ったように、いずれリサも去っていくのかと思うと、

恐くて前に進めずにいたんだ。


(リサは俺にはもったいない・・・)

マリアの言った言葉が胸に突き刺さる。