屋上を出て、裏庭まで1人で歩いて行きながら、
色々考えていた。
リサがいなくなったって聞いて俺は動揺を隠せなかった。
マリアは、リサが俺のためを思っての事だって言った。
そうだった・・・
あいつは、そういうやつだった。
独り逃げ帰るような弱いやつじゃない。
いつだって、俺のためを思っていてくれてた。
俺はいつだって、俺の過去に呑まれてしまうのを恐れて、
何に対しても臆病になっていたんだ。
俺は実の母親が俺の元を去ったように、いずれリサも去っていくのかと思うと、
恐くて前に進めずにいたんだ。
(リサは俺にはもったいない・・・)
マリアの言った言葉が胸に突き刺さる。

