ハーフな俺。後編(完結)


「やっぱりルイ、あんたは何も分かっていないね。

リサのことも全部含めて・・・」

マリアはそう言う。

「どういう意味だっ!」

関係ないと思いつつも、聞き返す俺。

「リサに悩みがない?
馬鹿にしないでよっ!

悩みの無い人間なんて、どこにもいないよ。

誰だって人には言えない悩みがあって、

皆それぞれ闘ってるんだよっ!

リサがハーフだってことで、どんなに悩んでいたかあんたに分かる?

いっつも人一倍努力してても、いつもハーフだから、って片付けられて

一度だって、『頑張ったね』って言われたこと無かったんだよ。

おばあちゃんの事だってそうだしっ。」

言おうとして口を押さえたマリア。