「やっぱりルイ、あんたは何も分かっていないね。
リサのことも全部含めて・・・」
マリアはそう言う。
「どういう意味だっ!」
関係ないと思いつつも、聞き返す俺。
「リサに悩みがない?
馬鹿にしないでよっ!
悩みの無い人間なんて、どこにもいないよ。
誰だって人には言えない悩みがあって、
皆それぞれ闘ってるんだよっ!
リサがハーフだってことで、どんなに悩んでいたかあんたに分かる?
いっつも人一倍努力してても、いつもハーフだから、って片付けられて
一度だって、『頑張ったね』って言われたこと無かったんだよ。
おばあちゃんの事だってそうだしっ。」
言おうとして口を押さえたマリア。

