ハーフな俺。後編(完結)


あんな表情のルイは初めて見た。

すごく優しい目や、それとは対照的に空虚に冷たい目は、見たことがある。


でも、あんな哀しそうな目・・・・

(あれも私がさせてしまったの?)

心が痛む。

助けてあげらることは、もう無いんだ。

私が遠ざかれば、それでルイの笑顔が取り戻せるなら・・・


「リサ?大丈夫?」

マリアが私の肩をトンっと叩く。

ビクッ

体が強張って反応する。

「あっ、ごめん。びっくりさせた?ハハハッ」

声は明るいけど、心配してくれてる様子のマリア。

ずっと皆には言わずにいてくれて、でもいつも通り変わらず接してくれていたマリア。

マリアの存在はいつも私を受け入れてくれてた。