マリアが私のほうを心配そうに見てる。 (大丈夫) そう口パクでマリアに言い、ゆきちゃんの方に向かう私。 ゆきちゃんは、私がそばに行くと前を歩き出した。 「ゆきちゃん、どこに行くの?」 私は聞く。 「なぁ、次の授業サボってくれる? ちょっと話しようやっ。」 ゆきちゃんのピリピリした緊張感が伝わってきたので、 「分かった」 とだけ私は答えた。