それから残りの夏休みは、私たちにとってすごく空っぽだった。 ルイが居ない。 いつものように、食堂でご飯を食べても、 皆で笑ってても、そこにルイが居ない・・・ あれから、何も言わず一人また殻に閉じこもってしまったルイ。 部屋からは食事の時のみ出てくるだけ。 陸の事でさえ、ルイは敬遠しているようで、 出かけると言ってもいつも1人。 そんなルイを目の当たりにすることは、 今までのルイを知っている私たちには辛すぎる事だった。