リサに手を引かれ、我に返る俺。 (そうだ、別にあいつが今誰とどんな生活してるって事は、どうでもいいんだ。 俺はただあいつに俺の今を見せてやるだけで・・・それだけでいいんだから・・・) そう思い、横を見ると黙って頷くリサ。 ピーンポーン インターホンをゆっくりと押した俺。 しばらくして、 「はい?」 と低い男性の声が返ってきた。