「別に気にしてない。 俺が無理言って頼んだことだし・・・」 とルイ。 「俺こそ、悪いなっ。 めんどくせぇこと頼んじまってよ。」 と申し訳なさそうに続けるルイ。 「そんなことないっ。私嬉しかったよ。 ルイっ!友達でしょっ。何でも頼ってよ。」 『陸だってそう思ってるよっ!』 そういいそうになって、言葉を飲み込んだ。 きっと一番言いたかったかも知れない。 ルイはきっと陸には言えなかったんだ。 何となく分かる気がするから。