寮に着くと、それぞれ重たい足取りで部屋へと向かう。

ゆき、雅紀、晃と別れて、一番廊下の奥の部屋の
俺らだけになった。

俺は部屋の鍵をあけて、中へ入る陸を見送ってから、

リサに

「リサ、俺来週あいつの家に行くから。

お前がめんどうじゃなかったら、一緒に来て欲しい。」


そう伝えた。

リサは疲れているにも関わらず、

「うん。行くから。」と即答してくれた。

「じゃ、お疲れ。おやすみ」

そういって、ドアを閉めた。