「分かるよ。 私は、陸の気持ち分かるよ・・・ぅん・・・分かる。」 独り言のように呟くリサ。 「私ね、家族であれ、友人であれ、大事な人がが苦しんでたら私も苦しい。 大事な人が笑顔でいれれば、私も笑顔になれるって、 初めて気づいたんだ。 それって、ルイのおかげだよ。 私にとって、ルイは大切な友達だから。」 リサがそう言った。 「友達?」 驚いて、そう声に出していた俺。