皆の元へ戻ると、陸が肩を組んできた。 「離れろよっ。暑苦しいんだって、お前。」 そう言った俺だが無理やり引き剥がそうとはしなかった。 「ルイよー、お前楽しそうだなっ。」 急に陸が言い出した。 「なんだよっ、急にっ!!」 「何でもねぇっ。ただ、お前のそんな笑顔見んのかなり久々って思ってよっ。 楽しいかっ?ルイっ?」 (りく・・・こんな風に笑ったのってマジ久々かも。) そう思って、 「あぁ、楽しいよ。 久々だよ、こんな気分は。マジで・・・」 俺はそう答えた。