ハーフな俺。後編(完結)


(ダメだ・・・こんなこと私に聞く権利ないんだっ・・・)

そう思って俯く私。

すると、先を歩いていたルイが近づいてくるのが分かった。


「心配すんなっ。

俺はゆきのことは友達以上に考えれない。

ゆきにもちゃんとそう言ったし。」


「でっでも・・・キス・・してたし・・」

「あれはっ、あいつが勝手に・・・ってか、また思い出したっ。ムカつく。勝手によー」

必死で言うルイが可笑しくて笑いが込み上げた。

「もういいよぉ。雅紀たち探しに行こうっ」