(ダメだ・・・こんなこと私に聞く権利ないんだっ・・・) そう思って俯く私。 すると、先を歩いていたルイが近づいてくるのが分かった。 「心配すんなっ。 俺はゆきのことは友達以上に考えれない。 ゆきにもちゃんとそう言ったし。」 「でっでも・・・キス・・してたし・・」 「あれはっ、あいつが勝手に・・・ってか、また思い出したっ。ムカつく。勝手によー」 必死で言うルイが可笑しくて笑いが込み上げた。 「もういいよぉ。雅紀たち探しに行こうっ」