「ゆき・・・ごめん。
俺、マジお前のこと大事な妹みたいに思ってて、
それはやっぱ今も変わらない。
ごめん。」
そう言った俺。
「えぇよ。 ただ、ルイはもっと素直にならなあかんで。
ホンマに大切なものも、自分から突き放してたらあかんでぇ。
それだけっ」
そう言って、陸のほうへ歩き出すゆき。
その言葉が胸に突き刺さった。
「ゆきっ。ありがとう」
そうゆきの背後に向かって言う俺。
振り返ったゆきが、
「ええよっ。ルイのファーストキスもらったし。
許したるわっ。」
そう大声で叫んで、ピースサインを作ったゆき。
(陸のやろぅっ///)
顔が赤くなったのを隠すために俺は水の中に潜った。

