「おまえっ・・・」 話しかけようとして、リサの真っ赤な目が俺の言葉を奪った。 (また泣かせちまって・・・何やってんだ俺・・・) 「ルイ・・・あのねっ、私ここにいるよ。 どこへも行かなっ・ギュッ」 その瞬間俺はリサを自分の胸に引き寄せ、 抱きしめていた。 「ル・・ィ?」 目を腫らしてるにも関わらず、俺とした約束かも分からないような 言葉を一生懸命守ろうとしてくれるリサ。