ハーフな俺。後編(完結)


「馬鹿だなんて思わないっ。

ただ俺さ、分かんねぇよ。そういうの・・・

自分が傷ついてまで、相手の側にいるってやつ。

でもな、リサの気持ちはもう決まってるんだろっ。

だから俺は応援するから。」


そう言ってくれた雅紀。


「まさき・・・ありがとう。」

「おぅ、ほらっ、早く行けよっ。」

「うんっ。」

(そうだ。私が自分で決めたことなんだ。

辛くなんかないっ。)

そう強く思って、ルイの元へ走り出した。