「馬鹿だなんて思わないっ。 ただ俺さ、分かんねぇよ。そういうの・・・ 自分が傷ついてまで、相手の側にいるってやつ。 でもな、リサの気持ちはもう決まってるんだろっ。 だから俺は応援するから。」 そう言ってくれた雅紀。 「まさき・・・ありがとう。」 「おぅ、ほらっ、早く行けよっ。」 「うんっ。」 (そうだ。私が自分で決めたことなんだ。 辛くなんかないっ。) そう強く思って、ルイの元へ走り出した。