名前を呼ばれ、顔を上げる。 「リ・・・サ・・・・」 (どうして、お前がここに・・・?) 声にならない疑問。 「顔色悪かったから、心配になって付いてきちゃった・・・」 (あぁ、こいつ全部見てたな。はぁ。) 「あぁ、ごめん。ちょっと気分悪くなっただけだから・・・ もう平気だから、お前戻ってろよっ。」 「ルイ、私どこにも行かないよっ。」 そう言うリサは、いつもとちがって、 力強い目をしていた。