玄関ホールまで行くと、そこには雅紀と晃クンとそれから、ゆきちゃんがすでに着ていた。 3人は思ったよりも気が合うみたいで、 私たちがついたときには、何か楽しそうに笑い声が聞こえていた。 「よ~、忘れ物ないかっ?」 そう私の方を見て、いう雅紀。 「ちゃんとチェックしてきたから大丈夫だょ。 ってゆうか、そっちこそ大丈夫?」 かなり小さめのバックパック一つしか雅紀の足元にないのを見て、聞き返した。