「高野にも言われたし、今度は起してやれって。

ってか、お前目覚ましかけてるんだろっ?

起きろよっ。」


そう言った俺。

「だなっ。ごめんっ。八つ当たりっ!しちまった。ハハハハッ」

凹みぎみの陸。

「や、別にかまわねぇし。次から起してやっから。なっ。」

俺はそういって、陸の肩をポンっと叩いた。