「大西ぃー!またやったなっ!

まぁ、反省だけは一人前に出来るようだから、

大目に見てやろうっ。

早く席つけっ!」

担任の高野がそう言った。

「はいっ」

元気に返事して陸が席につく。


(俺はこの担任あまり嫌いじゃねぇかも。)


「お前っ、置いてくなって・・・頼むから。」

髪の毛を整えながら陸が言う。