ハーフな俺。後編(完結)



ドアの前でボケーッと突っ立ってる俺に

クラスの奴らが声を掛けてくれる。


(こいつらにとって、俺は透明なんかじゃないんだなっ。)

フッと心の中が温かくなるのを感じて、

笑みがこぼれる。

「ルーイ、そんなとこで突っ立ってねぇで
早くこっち来いよっ。」


雅紀が俺を呼ぶ。