「大丈夫かよっ? 食べないと倒れるぞっ。 あっ、ちょっと待って。」 そう雅紀が言ったかと思ったら、鞄を探って 「ほらっ。これならいけんだろっ?!」 そう言って私に差し出してくれたのは、 エネルギー補給用のゼリー飲料。 「えっ、いいの?」 「うんっ。それ結構味もいけるしっ。飲みなよっ。」 笑顔でそう言ってくれる雅紀。