最後に須藤とかいう怪しいおばちゃんだ。
……はあ。とにかく喋る喋る。昨日のスーパーの特売のネタから、隣の川上さんの家の悪口まで、幅広い話題を提供してくれる。犯行時刻のアリバイは不明、屋敷に向かっていたということなので話が本当なら容疑者から除外できる。ちなみに家はここから車で50キロも離れた所にあり、毎日原付をかっ飛ばして通っているというのだから原付には同情してしまう。みんなで犯行現場に踏み込んだ際、一人ゲストルームにずっと残っていたというつわものだ。とにかく怪しい。格好、性格、全てにおいて要注意人物だ。
……こうして全ての人の事情聴取が終わった。
「ふうむ。どうかな小松っちゃん。犯人は外部の人間ということはないのかな?」
「それはないでしょ。何でも家の外にはドーベルマンが放し飼いになっていて、部外者が侵入したら吠えまくって知らせてくれるらしいよ。な、翔一」
小松っちゃんの言葉に翔一が頷く。
「よし、もう一度現場を調べてみよう」
小松っちゃんの後に俺と翔一も続いた。
3人で現場へとやってきた。入り口の鍵は開いたままになっている。
「気をつけろよ小松っちゃん。マリオのお漏らしがあるからな」
俺達は入り口のシミ(もう水溜りはカーペットに吸収されていた)を跨いで室内に入った。
部屋には特に変わった様子はない。
「ドアは部屋の方に開くつくりで……カギは……なるほど、こんな感じになってるのか」
小松っちゃんはカギを上下させながら呟いた。
カギは本当に簡単な作りで、カギを手前に引き出すと、後は勝手に下に落ちてカギがかかる旧式のものだった。これならたしかにマリオでもカギをかけることは可能だ。しかし、部屋には踏み台になりそうな物はないし、何も怪しい仕掛けのようなものもなかった。
「何もないね、小松っちゃん……?」
見ると、小松っちゃんはドア付近の水溜りのあった所に屈みこんでいた。
「あ、やめなよ、汚いよ小松君」
翔一の声も聞こえないかのように、小松っちゃんはシミに手を触れて、匂いなども嗅いでいる。
……はあ。とにかく喋る喋る。昨日のスーパーの特売のネタから、隣の川上さんの家の悪口まで、幅広い話題を提供してくれる。犯行時刻のアリバイは不明、屋敷に向かっていたということなので話が本当なら容疑者から除外できる。ちなみに家はここから車で50キロも離れた所にあり、毎日原付をかっ飛ばして通っているというのだから原付には同情してしまう。みんなで犯行現場に踏み込んだ際、一人ゲストルームにずっと残っていたというつわものだ。とにかく怪しい。格好、性格、全てにおいて要注意人物だ。
……こうして全ての人の事情聴取が終わった。
「ふうむ。どうかな小松っちゃん。犯人は外部の人間ということはないのかな?」
「それはないでしょ。何でも家の外にはドーベルマンが放し飼いになっていて、部外者が侵入したら吠えまくって知らせてくれるらしいよ。な、翔一」
小松っちゃんの言葉に翔一が頷く。
「よし、もう一度現場を調べてみよう」
小松っちゃんの後に俺と翔一も続いた。
3人で現場へとやってきた。入り口の鍵は開いたままになっている。
「気をつけろよ小松っちゃん。マリオのお漏らしがあるからな」
俺達は入り口のシミ(もう水溜りはカーペットに吸収されていた)を跨いで室内に入った。
部屋には特に変わった様子はない。
「ドアは部屋の方に開くつくりで……カギは……なるほど、こんな感じになってるのか」
小松っちゃんはカギを上下させながら呟いた。
カギは本当に簡単な作りで、カギを手前に引き出すと、後は勝手に下に落ちてカギがかかる旧式のものだった。これならたしかにマリオでもカギをかけることは可能だ。しかし、部屋には踏み台になりそうな物はないし、何も怪しい仕掛けのようなものもなかった。
「何もないね、小松っちゃん……?」
見ると、小松っちゃんはドア付近の水溜りのあった所に屈みこんでいた。
「あ、やめなよ、汚いよ小松君」
翔一の声も聞こえないかのように、小松っちゃんはシミに手を触れて、匂いなども嗅いでいる。

