学園怪談

第41話 『小松少年の事件簿~その3、絵斬り般若事件②~』 語り手 石田徹

 【前回までのあらすじ】

 俺、石田徹と親友の小松っちゃんは友人の翔一の家に遊びに来ていました。しかし、楽しい時間を過ごす俺達の前に現れた一通の予告状。
 『今夜12時、絵斬り般若が現れる』
 ……主が不在の巨大な屋敷で起こる突然の事件、屋敷の住人たちに隠された複雑な人間模様、そして絵斬り般若の伝説に隠された真実とは?
「さあ、事件だ小松っちゃん! 『小松少年の事件簿~その3、絵斬り般若事件②~』始まるぜ!」

 ……。
「あれ、俺はいったい?」
「ん? どうかしたのかい徹君?」
「二人とも、ボーっとしてたけど大丈夫? それに何かよく分からない事をブツブツ言ってたけど……」
 翔一は心配そうに俺達を見る。
「あ、いや、なに。心配しなくていいよ。こっちの事だからさ」
 さて、例の予告状とやらの時間まであと3時間である。ここで、小松っちゃんが動きを見せた。
「翔一、今日はこの屋敷に残っている人を外に出さないでくれ、それと外からの人の出入りも封じて欲しい、出来るか?」
「う、うん。大丈夫だよ、すぐにやるね」
 翔一は少し慌てたように言うと、執事の小峰さんに頼んで家中の戸締りを始めた。それから2時間後、11時になったところで俺達は屋敷の関係者全員をゲストルームに集めた。
 翔一、小峰さん、奥さん、シェフがゲストルームに集まった。マリオは寝てしまったらしく、この場には来ていない。