第40話 『小松少年の事件簿~その3、絵斬り般若事件~』 語り手 石田徹
徹さんの番だ。徹さんはベレー帽にコーンパイプを咥えている。どうやらまた小松っちゃんの出番の気配だ。
「さて、俺の番だな。たった今、特別ゲストが到着したところだ」
その言葉に一同がドアを注目した。
ガラガラガラ。
「今晩は、僕が小松です」
「あ、小松っちゃん!」
紫乃さんも声を上げ、一人の少年が教室内に入ってきた。
小松っちゃん……こんな怪談に2回登場した謎の名探偵だ。一見すると本当に小学生なのではないかと思う程に小柄だ。150センチに満たない斎条さんよりも背が低い。それにガリガリで、なぜか教室に裸足で入ってきている。上履きは履かないのか? ペタペタと歩く音が聞こえるのが妙に自然体な男である。
「さて、小松っちゃんも来たことだし、取って置きの話を始めるとしよう」
「お、徹君、アノ話をするのかい?」
「そのと~り! じゃあ始めるぞ」
徹さんの番だ。徹さんはベレー帽にコーンパイプを咥えている。どうやらまた小松っちゃんの出番の気配だ。
「さて、俺の番だな。たった今、特別ゲストが到着したところだ」
その言葉に一同がドアを注目した。
ガラガラガラ。
「今晩は、僕が小松です」
「あ、小松っちゃん!」
紫乃さんも声を上げ、一人の少年が教室内に入ってきた。
小松っちゃん……こんな怪談に2回登場した謎の名探偵だ。一見すると本当に小学生なのではないかと思う程に小柄だ。150センチに満たない斎条さんよりも背が低い。それにガリガリで、なぜか教室に裸足で入ってきている。上履きは履かないのか? ペタペタと歩く音が聞こえるのが妙に自然体な男である。
「さて、小松っちゃんも来たことだし、取って置きの話を始めるとしよう」
「お、徹君、アノ話をするのかい?」
「そのと~り! じゃあ始めるぞ」

