アトラクションに乗るときは手を離し、降りたあとにすぐまた手を繋いで回った。
ずっと手を繋いでいてもドキドキは止まらなくて慣れることなく、気がつけばあたりは真っ暗になっていた。
お土産を買ってテーマパークを出る。
1日があっという間だった。
先輩が呼んでくれた迎えの車に乗って家まで送ってもらう。
その道中、眠たくなって少し寝てしまったけど、一瞬目が覚めたときにはわたしが先輩の肩に頭を置いていた。
わたしの頭の上にも先輩が軽く頭を置いて眠っていて、絶妙なバランスをとっていたから、またわたしは目を閉じた。
「……の、優乃」
「んー、」
「着いたぞ」
「…え?あ、すみません」
結局また爆睡してしまい、急いで先輩の肩から頭をどける。
「重かったですよね、すみません!」
「全然。おれも優乃にもたれていつのまにか寝てたし」
「ありがとうございます。疲れてたのもありますけど、先輩の隣だと安心しちゃったんですかね」



