先輩も楽しんでくれているならよかった。
わたしもすっごく楽しいから。
それからお昼を一緒に食べて、またべつのアトラクションへ行く。
しっかりアプリも活用できていて、待ち時間も少なくアトラクションを楽しめている。
「先輩、つぎはこっちですね。……わっ、すみません」
「優乃」
少しあいた距離を先輩がすぐに詰めてくれる。
マップを見ていたら前から歩いてきた人にぶつかってしまった。
しっかり前を見ないとだめだよね。
いまのはわたしが悪かった。
「いまのやつ、連れてきてすぐに謝罪させよう。もう二度とここに来れないように……」
「先輩、すみません。あの手を……先輩?」
「え?あ、なに?」
わたしの声と先輩の声が重なってしまい、先輩がなにを言っているかわからなかった。
よくこういうことがあって申し訳ないな……。
タイミングがいいのか悪いのか。
いや、先輩の言葉を聞けていないから悪いよね。



