イケメン御曹司が初めての恋をして、天然でかわいい女の子に振り回されちゃう話。


先輩がお礼を言うと「かっこいい」と声をもらすふたりにわたしも頷く。


伊月先輩は本当にかっこいいと思う。

でも、そんな先輩と“カップル”に間違われるなんて大丈夫かな。

先輩はいやじゃないのかな?



「そうか」


短く返事をした先輩は優しい笑みを浮かべている。

訂正するわけでもいやそうにするわけでもないから、わたしもわざわざ言わないでおいた。


撮ってもらった写真を見せてもらうと、ちょっと驚いた。


わたし、先輩の前でこんな顔してるんだ、って……。


恥ずかしくて顔真っ赤なのにうれしそうに笑ってた。

先輩も優しい瞳でわたしを見つめてくれていて……やっぱり恥ずかしくてまた照れてしまった。




「楽しいな」

「いまのアトラクション気に入りましたか?」

「いや、こうゆうの。写真も撮ってもらえたし、人が多いのも悪いだけじゃないのな」

「みんな楽しそうでいいですよね」



アトラクションに乗ったあとに先輩と話しながら歩く。