「どうされましたか?あ、もしかしてやっぱりブレザーが……!?」
またブレザーの心配かよ。
もうそれはどうでもいいんだよ。
けど、すぐにそんな心配をする優乃がかわいい。
ほかの女とは明らかに違う反応に心臓が音を立てた。
「翔ちゃんに直してもらいましょうか!?あ、翔ちゃんはこの人です。幼なじみで頼りになるんですけ……」
「いい。それより、今日の昼も一緒に飯食わね?」
「え……?」
優乃の言葉を遮る。
ほんとは鈴の音のようなかわいい声を聞いていたかったけど、幼なじみの男の話は聞きたくない。
優乃がすごく信頼してるのも伝わってきて、無性にむかむかした。
大きい目を丸くしておれを見上げる優乃はやっぱりかわいい。
ずっとかわいい。
女に対してこんなに“かわいい”と思うことなんてない。
優乃だけだ。
すげぇかわいい。
「あ、えっと今日のお昼は5限に小テストがあるのでその勉強をしなきゃいけなくて……じつは、まだ課題が終わってないんです……」



