「優乃ちゃんは要でいいの?親の私が言うのもなんだけど、勉強も運動もできて顔もいいけど、性格は悪くない?頑固だしわがままだし、人に気を使えないし」
いや、まじで親が言うことかよ。
優乃の前でそういうこと言うなよ。
なに考えてるんだ。
「いえ、要くんにはいつも本当にお世話になっています。とっても優しいです。優しすぎて、幸せをもらってばかりで、わたしのほうがいいのかなって思っちゃうくらいで……」
「要が優しいって言うのは初めて聞いたな」
おれも言われたのは優乃が初めてだけど、親が言うなって。
まぁいいけど。
おれも優乃にしか優しくしてないし。
優乃と出会ってだれかに優しくするってことを知ったし。
「かなちゃんは本当に好きな人を見つけたのね」
「あぁ。優乃しか興味ねぇから、婚約者とかそういうの勝手に進められるの本当に迷惑。連れてきてもぜったい受けねぇよ」



