心に決めて、優乃を任せたくないけど西園寺に任せる。
それから気が気じゃない状態で、パーティーが行われる会場へ行った。
定刻になると司会が進行するのに沿って、親父やおれ、提携している企業の代表が挨拶をする。
前でお礼の言葉を述べているときもおれの視線はずっと優乃を追っている。
いつのまにか優乃の隣に七海もいるし。
顔は作ってるけど、内心はむかむかしていますぐ優乃の元へ行きたい。
七海が優乃に話しかけて、優乃も笑っている。
あぁ、まじでずるい。
おれも早く優乃の隣に立ちたい。
「要くん、お誕生日おめでとう。この前はありがとう。助かったよ」
堅苦しい挨拶が終わると、立食しながらの挨拶回り。
パーティーはここがメインではあるけど、この時間こそ優乃が危険だ。
「ありがとうございます」
「要くん」
「要さん」
お礼の言葉を言って、手短に終わらせようと思っても次々とやって来る。



