照れているのかおれの肩に手を置いて押し返してくるけど力は弱い。
こんなんじゃ本当に心配だ。
「優乃に変なやつが近づかないように見張り頼む」
「わかったわ」
「じゃあ、あとで。抜けれたらすぐ優乃のとこ行くから」
みんなに見られて恥ずかしかったのか顔を真っ赤にさせている優乃。
あぁもう、その顔もだれにも見せないでほしい。
おれが抱きしめたせいなんだけど、ぜってぇほかのやつは見んなよ。
と周りにチラッと視線をやれば、少し離れたところにいたホテルマンが顔を逸らした。
耳が赤い。優乃を見てたな。
気づくとむっとするけど、優乃がおれの手を握ってきたからすぐに視線を優乃へと戻す。
「充電完了です。要くんの見たことない一面、しっかり見ておきますね」
あーかわいい。
パーティーなんていいから、優乃とふたりがいい。
様子を見て抜け出す。ぜったいに。



