「じゃあ、優乃は私と行きましょう」
「は?おれが一緒に行くんだよ」
「要さんは今日の主役だから別行動ですよ。挨拶とかしなきゃでしょ。あ、お誕生日おめでとうございます」
こいつ、ついでみたいに……。
優乃のことで頭いっぱいで忘れてただろ。
西園寺みたいなやつにも好かれる優乃は本当にだれからも愛される才能がある。
いろんなやつがいるけど、優乃には手を出されないように気をつけねぇと。
「要くんのこと見てますね!わたしのことは心配しないで大丈夫ですので。ばっちりなはずですから」
「うん。だからおれの心配はそれじゃないんだ」
「ふぇ?」
「充電させて」
意味がわかっていない優乃をそっと抱きしめる。
それだけで癒される。
まじでこのままふたりきりになりたい。
こんなかわいすぎる姿をだれにも見せたくない。
「か、要くん……!」
「あとちょっと」
「萌ちゃんもほかの方も見てます……っ」
「しっかり見てるわよ」
「見せつけとこ」
「んん~!!」



