イケメン御曹司が初めての恋をして、天然でかわいい女の子に振り回されちゃう話。


メイクやヘアセットは任せたけど、いったいどうなるんだろうか。

心臓がバクバクと音を立てている。


早く優乃を見たい。


待っている時間はすごく長く感じる。



「要様、花咲様の準備ができました」

「すぐ行く」


椅子から立ち上がり、急いで部屋を出る。

廊下にはかわいく笑っている優乃の声が聞こえた。



「優乃」

「あ、要くん。お待たせしました」



おれの声に振り返った優乃に息が止まるかと思った。

いままで何回、優乃に呼吸を止められただろうか。


淡いラベンダー色のワンピースは露出少なめにしたくて、西園寺と揉めながらもおれが譲らず押し切った。

肌は極力ほかのやつに見せたくないから。


でも、まじでこれは正解。

優乃にすげぇ似合ってるし、大人っぽいけど大人すぎない。


髪は初めて見るハーフアップで、また新たな優乃の魅力を引き出している。