本当に優乃は世界一かわいい。
そんな優乃と車に乗って、おれの誕生パーティーが行われるホテルへ向かう。
少し緊張しているのか、優乃の口数はいつもより少ない。
その代わりに優乃からめずらしくおれの手を繋いで力を込めている。
表情には出さないようにしてる優乃が、かわいくて愛おしい。
おれも握り返して、優乃に「昨日なに食べた?」なんて話しかけて、他愛ない話をしてホテルに着くのを待った。
「要様はこちらにどうぞ。花咲様はあちらへ。すでに西園寺様もいらしております」
「じゃあ優乃。あとで行くから」
「はい」
エントランスで優乃と離れる。
笑っているけどいつもより表情が固い。
そんな優乃もかわいいけど、おれまで緊張してくるな。
案内された部屋で用意された服に着替える。
髪もセットしてもらうけど、自分の見た目より優乃で頭がいっぱい。
いまごろきっと、おれが選んだワンピースを着て準備をしている。



