だとしてもできるのはすごい。
わたしは適当にしようとしても、まず問題の意味がわからないから書くことすらできない。
やりたいこともなければ勉強も苦手。
要くんと正反対だな……。
「わたし、勉強がんばる……!」
「お、急にやる気じゃん。がんばれ」
理沙ちゃんに応援されてワークに集中するけど、そんなにすぐに理解できるものでもない。
教科書を開きながら、ワークの問題とにらめっこ。
なかなか進まないまま今日はお開きとなった。
「翔ちゃん、ごちそうさまでした。また勉強教えて」
「はいはい」
またかよって呆れたような表情をしながらも返事をしてくれた。
翔ちゃんは根気強く付き合ってくれるからつい頼っちゃう。
スパルタだけど。
でも、それくらいがわたしには必要かもしれないから。
「ごちそうさま。また来るわ」
「翔ちゃんありがとう。またね」
理沙ちゃんと順番に声をかけてからカフェを出た。
ワークは終わらなかったけど、少しは進んだからよかった。



