さっきまでいたカフェはお客さんが増えて、すでに何時間も居座っていたから申し訳なくなって移動して翔ちゃんのバイト先に来た。
課題はついつい後回しにしちゃう癖があるから、こうして一緒にしてもらえるのはありがたい。
「ふたりともそうなんだね」
「うん。でもまぁ、身近に目標持って過ごしてる人がいたら不安にもなるよね」
「ちょっと不安になってた」
「そのためにいま、いろいろ経験してこうよ。あ、中山くんミルクティーちょうだい」
「わたしはアイスココア」
「はいはい」
翔ちゃんは夏休み前に話したあとから、わたしを避けなくなった。
前みたいに話せてすごくうれしく思う。
要くんの好きとは違うけど、やっぱり翔ちゃんは大切でこれからも仲良くしたい幼なじみだから。
翔ちゃんが本当に嫌じゃなければこれからも話したい。
「ワーク終わった!」
「理沙ちゃん早いね」
「こんなの適当よ」



