「夏休みは仕事でちょっとだけ忙しいけど、時間ができればすぐに連絡する」
要くんは普段から親の仕事の一部をしているみたいで、夏休みは普段よりも詰め込んでいるみたい。
御曹司って親が社長さんでお金持ちってだけでなく、ものすごい努力して将来会社を背負うために勉強している。
要くんは本当にすごい人。
それをいっさいわたしに見せなくて、お泊まりのときにそれを聞いた。
「はい。会えるのを楽しみにしてます。お仕事がんばってくださいね!」
学校もないから会える時間は減ってしまう。
だけど、要くんががんばってると思うとわたしもがんばれる。
「ありがとう。でも、ちょっとあっさりすぎない?」
要くんが口を尖らせ拗ねたような表情になった。
あっさり……?
わたしの態度がってこと、だよね?
「いや、おれのわがままなんだけど。寂しい思いさせるのも嫌だし、でも笑顔で受け入れられてもおれが寂しい」



