【優乃side】


要くんと花火を見たあとは車で迎えに来てもらい別荘に戻った。

お風呂に入ったあとは、要くんと同じベッドに寝転ぶ。


ずっと一緒にいた2日間。

あっという間だった。


まだまだ一緒にいたいって思った。



「すごく楽しかったです。要くんと来れて本当によかったです」


たくさん素敵な思い出ができた。

海や花火大会と夏っぽいことも楽しめた。


自分の水着姿を見られるのはもちろん照れくさかったけど、それ以上に要くんの水着姿を見るのも照れた。


本人には言えなかったけど、細身に見えてた体は実はけっこう筋肉があってたくましかった。


浴衣は普段よりも色気が出て大人っぽくて素敵だった。


要くんのかっこよさを再認識した。



「おれも楽しかった。また、遠くに旅行とかしよう」



わたしの頬を撫でる要くんに心臓がバクバクと音を立てる。

もうドキドキじゃ収まりきらない。