イケメン御曹司が初めての恋をして、天然でかわいい女の子に振り回されちゃう話。



あーもう。

ドキドキするとか言いながら顔を傾けて、髪に触れているおれの手に赤く染まった頬を寄せる。


……反則なのはどっちだよ。



「なぁ、優乃。キスしたい」

「……要くん」

「うん」

「……わたしも、したい」



……やっぱり優乃のほうが反則だろ。


上目遣いで見てきた優乃。

ずっと敬語だったのに、ここでタメ口になるとかずるすぎ。


髪に触れていた手を頬に添えて、優乃の唇におれのを重ねた。

触れては離れてを繰り返す軽いキス。


そのたびにビクッと反応する優乃は、何回もキスしたのにまだ慣れていないらしい。


なのにおれに応えようとがんばってくれる。

ハマらないわけがない。



「ん、」

「優乃、かわい」

「は、恥ずかしいです……」

「余裕だね」



恥ずかしいとかそんなこと思う余裕もなくさせたい。

おれのことだけ考えてほしい。


おれでいっぱいにしたい。


気づいてたけど、おれすげぇ独占欲強いわ。