「シャーベット、うまかった。いままで食べたどんなものよりも」
「それは大袈裟です。でもありがとうございます」
「本気。優乃が作ってくれたものだから世界一うまい」
「それを言ったら、わたしも要くんが作ってくれたクッキーの味が忘れられませんよ。本当にうれしかったです」
ソファに座って再びまったりと話す。
体育座りをして膝に顔を埋める優乃がかわいすぎる。
顔を横向きにしておれを見る優乃が狙ってないんだから天然ってこわい。
「また作る」
「うれしいです。あと、一緒に料理もしたいですね」
「しよう。いつする?いつでもできるから」
「いつも要くんは行動が早いですね」
「早いのがいちばんだろ」
取り零したくないものは早くするべきだ。
「そうですね。わたしも要くんとしたいことたくさんあるので、どんどんやってかなきゃです」
「したいこと教えて」
ぜんぶおれが叶えたい。
優乃の望むことはすべておれがあげたい。



