普段ならまだ雑務とかをこれからするんだろう。
さっき呼びに行ったときも清掃、洗濯、明日の下準備とかしていた。
「この泊まりのときくらいゆっくり休め。明日も自由にリフレッシュしてくれたらいい。おれが許す」
「要様……!」
おれがこんなことを言うとは思っていなかったのか、驚いたあとに少し目を潤ませていた。
たしかに初めて言ったし。
でも、そんなに目を潤ませるくらいかよ。
おれってそんなに気をつかったことなかったのか。
「優しいお言葉をありがとうございます」
「お気持ちうれしいです。要様のそばにつかせていただけで幸せです」
「もういいから。下がっていい」
「あ、片づけはします!」
「それくらいはさせてください。そのためにいますので」
立ち上がろうとした優乃に微笑んだ。
優乃はそれに対して「ありがとうございます」と素直にお礼を言っていた。
使用人が片づけをして部屋から出て行く。



