照れたときの優乃はいつもよくわからない声をだす。
おれと目が合わせられずに視線を外すけど、意識はこちらに向いているのがわかる。
ほんと、ぜんぶかわいい。
「できました!お手伝いさんも呼びましょう」
「うん、呼んでくる」
「じゃあ並べときますね!」
使用人にまで気をつかう優乃。
本当によくできた優しい子。
ついてきた3人の使用人を順番に呼びに行くと、3人とも驚いたようにしてからうれしそうに微笑んでいた。
それからみんなで優乃が作ったシャーベットを食べる。
そこでまたみんなが笑顔になれた。
優乃は周りを笑顔にさせることができる。
おれはそんな優乃にまた何度でも惚れ直す。
「花咲様、私たちまでありがとうございます。とてもおいしかったです」
「どういたしましてです。今日はたくさんありがとうございます。明日もお世話になります。お疲れだと思うのでゆっくり休んでくださいね」
「いえ、私たちはそんなわけには……」



