イケメン御曹司が初めての恋をして、天然でかわいい女の子に振り回されちゃう話。




「優乃が幸せならそれでいい。けど、悲しませたらそのときは許さねぇからな」

「べつにお前に認めてもらいたいとかねぇけど、優乃の大切な“幼なじみ”だから、誓ってやるよ。優乃はおれが幸せにするって」

「ほんとむかつくな。浮気すんなよ」

「するわけねぇだろ。優乃しか興味ねぇんだよ」



ふ、と翔ちゃんは鼻で笑うと「またな」と手を振って歩いて行ってしまった。

スッキリした顔をしていたし、話せてよかったと思う。



「要くん、ありがとうございました。要くんのおかげで話せました」

「うん……」

「あの、」

「まだこうさせて」


翔ちゃんがいなくなってもまだ後ろから抱き締められている。

それどころか、さっきよりもぎゅっと強くなった気がする。



「わたしも……ぎゅってしたいので、一度ゆるめてくれませんか?」

「っ、まじでかわいい」