以前はおでこに感じたもの。
それがいま、わたしの唇に……。
突然のことで理解が追いつかなかったけど、わかった瞬間に顔がいっきに熱くなった。
「え、あの……いま、その、キッ、キス……しました、か?」
「した」
顎に添えられた指を上げて視線を合わせられる。
ドキドキしすぎて心臓がまた爆発しちゃいそう。
爆発したことないけど、もう本当にいつしてもおかしくない。
それくらい、心音が激しく鳴っている。
至近距離で目が合いぜったい顔は真っ赤だ。
「……いや、だったか?」
「……いえ、いやじゃないです。でも……」
「でも……?」
「一瞬すぎて、びっくりしてよくわからなかったので、その……もういっかい、なんて……」
「はぁ……かわいすぎ。もう止めらんねぇよ?」
「えっ?せんぱ……んんっ、」
恥ずかしいと思いつつ言葉にしたけど、気がつけば再び唇を塞がれていた。



