イケメン御曹司が初めての恋をして、天然でかわいい女の子に振り回されちゃう話。



そういう意味でもなかったけど、先輩がうれしそうだからなんでもいい。


なにより、先輩がわたしのことを考えて作ってくれたのがうれしすぎる。




「ありがとうございます。とってもうれしいです!」

「こんなんでいいの?」

「すごくうれしいです。いちばんは、隣にいてくれるだけでうれしいです」

「かわい……」

「え?」



先輩がなにか言いかけた気がしたけど、顔を逸らされてしまった。

そのまま腕で顔を隠している。



「先輩」

「ん?」

「写真撮っていいですか?」

「いいよ。優乃はいつも写真撮るよな」

「初めて先輩の手作りをもらった記念です。今度はわたしが作ります」

「ほんとに?それはうれしい」


先輩が喜んでくれるならわたしもがんばろう。

もらってばかりだから、わたしも先輩を喜ばせたい。


うれしい気持ちになってほしいから。