少し寂しい気持ちになりながらも、学校でも特に話すことはなく昼休みになる。
付き合ってからはお弁当を食べたあとに屋上に行くことになった。
友達が多い理沙ちゃんだけど、わたしと過ごしたいって言ってくれたから、先輩とも相談した結果いまに落ち着いた。
理沙ちゃんに声をかけてから屋上へ行く。
外は暑いけど、日陰は涼しいから屋上でも平気なんだ。
「先輩、お待たせしました」
声をかけると、フェンスにもたれかかっていた背中を離す。
そして優しく微笑んだ。
その表情に毎回きゅんとなる。
先輩に会えるだけでこんなにも心が反応してしまう。
「優乃」
甘い声で呼ばれて、体温は急上昇。
たしかにこれだけで照れてたら、付き合ってる感じしないって言われても仕方ないのかも……。
なんとなく納得してしまったけど、照れちゃうのは自分ではどうにもできない。



