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「ずっと機嫌いいね」
「まぁな」
優乃と付き合って2週間以上がたった。
すでに季節は夏本番を迎えようとしている。
優乃とは昼休みや放課後を一緒に過ごして仲良くやっていると思う。
もう理由もなく会えるんだ。
約束という約束をしなくても会える関係。
最高すぎだろ。
「気持ちがこもってるものがうれしいらしいから、毎日プレゼントしてる。今日は服をプレゼントする。今度それ着てもらってデートする予定だ」
「……要が幸せそうだからいいんだけど、ちょっと違う気がする」
「は?」
仕方なく優乃とのことを七海に話していたら首を傾げて意味わかんねぇことを言う。
違うってなにが?
七海が優乃のことをわかってるわけねぇだろ。
「聞いてやるよ」
「気持ちがこもってるものって、単にプレゼントが欲しいというわけじゃないだろ。あと、それは要に対してうれしいんじゃなくて作ってくれた人のことじゃないのかな?」
「もっとわかりやすく言え」
「だから、要がなにか作ってプレゼントしたほうがうれしいんじゃないのってこと。プロが作ったいいものじゃなくて、要の気持ちのほうがうれしいに決まってる」



