世界が違う。
でも、優乃は一緒って言ってくれたはずなのに……。
「だけど、伊月先輩が過ごしている環境や見ている景色をわたしも知りたいです。いまは不釣り合いで場違いかもしれないですけどがんばりたいです……!」
「…………」
「あれ?がんばりたいって言ったら無理してるみたいですね。そうじゃなくて、とにかくもっと伊月先輩に近づきたいです。伊月先輩自身のことを知りたいんです」
……やべ。
また泣きそう。
微笑む優乃に胸の奥がぎゅっと締め付けられるような感覚になる。
この笑顔、守りたい。
ずっとおれがそばで見ていたい。
おれに歩み寄ってくれる優乃を大切にしたい。
なにより、そんな優乃がすげぇかわいい。
「今日はありがとうございます。このスイーツひとつとつ先輩が選んでくれたんですよね?先輩のおすすめ、かわいくておいしそうです。本当にうれしいです。写真撮ってもいいんですか?」
「うん。いいよ。優乃が好きそうなのを選んだから優乃のしたいようにして。おれも優乃のこと知りたいから」
「えへへ、なんか照れますね。またマナーとかは教えてください」
「あぁ」



