優乃の笑顔に癒されていると、頼んだ飲み物とあらかじめ頼んでおいた数種類のスイーツが運ばれてきた。
「ありがとうございます!」
スイーツの説明を受けた優乃はお礼を言っていた。
「先輩がえらんでくれたんですね、うれしいです!!」
けど、そのあとにハッとした表情になる。
「大きな声出しちゃいましたけど、こういう場合は言わないんですか?どうも~、とかごきげんよう~とかおしとやかに言うんですか?」
「ふっ」
思わず吹き出した。
どっちも違うしそんなこと気にしなくていいのに。
どんなイメージもってんだよ。
真剣な表情で真面目に言うから余計におもしろい。
優乃といると本当に飽きないな。
そんなところもすげぇかわいい。
「え、え?」
「いいよ、そのままで。いつも通りでいいから」
「でも場違いじゃないですか?」
「全然。けど、そんなに気になるなら今度はドレスアップしてもっといい店行くか」
「このホテルもすごくいいところですよ……!それに高級なお店はわたしじゃ入れないです。世界が違います。ファミレスとかがちょうどいいです」
焦ったように早口で言う優乃に、少し壁を作られたように感じた。



