「ふあー。温泉気持ちよかった!」
浴衣に着替えたあかりは言った。

「いい温泉だね」

「うん。ルーツ辿れてよかったね!宙くん」

「本当だよ」
いいお湯に浸かり、
俺の感傷はどこかへ吹っ飛びそうだった。