side 風雅

「やっぱり噂通りだった。風雅くんって…○○○だったんだ」

俺は女の子から泣きながら汚い言葉で言われたことを、思い出していた。

「俺何してんだよ……」

俺は自分の言ってることとやってることが違うことに嫌気がさしていた。

変わると決めたのに……

髪を染めたのも衝動的な行動だった。

入学してすぐ、俺はほぼ全員のクラスメイトの女子から告白された。

先輩からも声がかかった。

女の子たちはみんな、キスしてとかドキドキさせてとか言ってくるのでそうしてあげた。

でも……